8月は、青年部担当の例会が予定されていましたが、準備の都合等があり、中止になりました。
そのかわり、いくつかの企画案から、「日本伝統文化にふれる夏―浅草で桐木目込み細工体験」として、定員20名で有志企画として準備しました。
企画原案は、私が考えました。きっかけは、東京メトロのコマーシャルで、石原さとみさんが楽しそうにものづくり体験をしてたのをふと思い出したことです。私が言うと石原さとみファンに怒られてしまいますが、本当の事だから仕方ありません。
そして、浅草は何度も通りかかり、遊んでいます。この猛暑の中でも室内で過ごすのであれば問題ないだろう、と思いました。
10名以下なら中止。そう集まらないだろう、と思っていたら、なんと、部員2人を入れた男性3名、女性14名のお申し込みをいただきました。ほかに、1名様が手話通訳専従でした。
8月20日(日)、10時30分東武鉄道浅草駅前の待ち合わせに、早い方で50分前からのご到着がありました。幸い、コーヒーショップと待ち合わせベンチが近くにあり、ここを選んでよかったと心の中で思いました。全員集合の後は、アサヒビール本社の黄色い独特の芸術作品を背に、外国人と人力車車夫でにぎわう雷門を横目に、有名なてんぷら屋さんから漂うごま油の香りをかぎ、目的地まで歩きました。
到着したのは、「箱長」オレンジ通り店。
https://www.hakocho.com/
明治7年創業の桐製品製造・販売店です。現在の社長は4代目。社長自ら、桐木目込み細工の指導をされていました。 桐木目込み細工は、私たちが申し込んだプランは1人2200円でした。
2つの桐箱の、あらかじめ扇とヒョウタンの形が掘られたところに色付けをし、きものの端切れを貼って埋めていきます。柄を何度も選び、迷う方もいました。社長が、けがをしないよう、間違えないよう、一つ一つの作業工程を丁寧に説明されます。先走りかけ、社長から「ちょっと待った」がかかった方も。「子どもになら、はっきりダメって言えるんだけどね~(笑)」とのことでした。
手話通訳、盲ろう介助のほか、宮田事務局長が、タブレット端末とピンマイクを準備、yyprobeの音声認識を利用して、タブレット端末に話された内容が文字で出るようにされました。作業中の皆さんに目を向けると、男女問わず、コマーシャルで一心にものづくりをする石原さとみさんのような目の輝きと笑顔がありました。
完成した作品を手に、全員で記念写真を撮りました。桐は、燃えにくいため貴重品を入れるのに適しているそうです。
その後は昼食まで間があったので、参加者はお店で桐細工を購入したり、近場をプチ散歩したりお手洗いに行ったり、思い思いに過ごしました。
昼食は、理事の一人が教えてくれた「元祖釜めし春」。釜めしは注文してから炊けるまで25分かかります。参加者のリクエストで、一人一人が自己紹介をしました。このときにも、宮田事務局長より、yyprobeの音声認識がタブレット端末に表示されました。
お吸い物やアイスクリームを注文された方も。釜めしでおなかがいっぱいになった所で、自由解散をしました。